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「マクロ」と「ミクロ」

みなさん おはよう

「マクロ」と「ミクロ」。
この場合、あるプロジェクトの流れの中での「視点」のことを
いっています。
クライミングの話で恐縮ですが・・・・・。
1000mに及ぶ壁に臨むとき、最後に近い、ほんの50cmの課題が
クリアーできないことがあります。
「クリアー」するとは、ただ単に登ればいいということではなくて
自分の思うスタイルで、解決するということです。
そこまですべて、「フリー」(人工的な手がかりをいっさい使わないこと)
で登ってきたとして、それを追求してきたとして、その50cmのミクロな
局面で、そのコンセプトを曲げてしまえば、下からそこまでの
いや、自分がずっと進んできた道すら、否定することになるかもしれません。
数日にわたってその高みに来たとしても、その50cmのために
下る・・・そういう選択をするクライマーをぼくは知っています。
そのミクロな課題を後回しにして、ないがしろにして、前に進むことに
意味を感じないのです・・・・・。
山頂に到達することに、ほんとうは意味はないのです・・・・。

マクロに全体を俯瞰し、ミクロな部分に焦点を合わせる。
仕事もクライミングも、おんなじなのだと感じます。

昨日は、「Google社(日本)」へお邪魔しました。
受付横には、畳ばりの会議室があり、印象的でした。
ぼくたちのコンセプトを詰めた、「GURUPO」を紹介し
そして今後のビジョンをお話しました。
ミクロの一歩を、踏み出した「感」です。
長く、不可能にも見える「ゆくさき」だけを見つめれば
途方に暮れるかもしれません。
でも、目も前の、この「一手」には、難しくとも可能性を感じます。
その積み上げなのだと、思い出します。

by pridm | 2007-02-01 10:21 | おはようブログ  

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