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子供たちと「ネット社会」の関わり

子供たち、それも小学生くらいから中学生、そんな世代の「ウェブ」との関わりに思うところがあります。ウェブを含めた「ネット文化」について・・・。
子供達が家庭でパソコンやゲーム機に、ずっと釘付けの状況をだれもがよしと思うはずもありません。これはアナログ思考のぼくには耐えられないことで、「仮想の世界」に子供達が入ったまま帰らない「杞憂」があります。

もちろん、「ウェブ」は強力なツールです。
情報源としてのメリットは計り知れなく、きっと「ウェブ」なしではまともな情報収集ができなくなる可能性すらあります。リアル性についてもそうです。もうすでに一番リアルな情報源は「ウェブ」になっているのです。メディアの世界はもうすでに大きく変革し始めているのです。

生まれてから、すぐ目の前にパソコンがあり両親がいつもそれに向っている世代は自然にそれをあたりまえとして、慣れ親しんでいきます。何か調べ物があれば、ウェブで。ニュースやイベントの結果もウェブで。百科事典ではありません。そしてその先には、「仮想」の大きな世界が広がっているように見えています。

休日のレストラン、4人家族が仲むつまじく食事をしています。でもよくみると、話をしているのは大人だけ・・・。中学生くらいの子供二人は、携帯のメールを打ち続け、顔を上げることすらしません。そしてそれを、注意するでもない親たち・・。
そんな状況を作ってしまう、携帯やゲームや、そして「ウェブ」・・・・・。

ぼくたちは、テクノロジーを追い求め、いい製品を世に出し、社会に貢献したいと願っている。
でも、その使いかた次第ではそれは大きな「歪」を生み出すものだと心得るべきです。
ここにまた、ネット社会の「両刃の剣」が存在します。

これから育つ子供たちに、ぼくたちは正しい形で「テクノロジー」の使いかたを伝えていかねばなりません。そして、その前に大人であるぼくたちが、それを実践する必要があります・・・・。

ひょっとして「デジタル」なことは、子供たちは自然に取得し、大人がほんとうに伝えていかなければならないことは「アナログ」なことなのかもしれませんが・・・・・。

by pridm | 2006-11-20 10:43 | おはようブログ  

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