将来の「新聞」のかたち

30年後、「新聞」はいったいどんな形になっているのでしょう。
もうすでに、新聞購読を自らしている若い世代の人の数は少なくなっています。
じゃあ、それに変わっているものってなに?
ネットのポータルか、いや携帯のニュース速報の機能か・・・・・。

新聞社の仕事を中核としているぼくたちにとって
その「ゆくさき」は他人事ではありません。

もう5年以上も前、新聞社とともに「電子新聞」のプロトタイプを作り
そしてそれを何箇所かの「ショー」で展示したことがありました。
それは単に新聞紙面のイメージをデジタル化して
そしてそれを見ることができるビューワーを作っただけのものでした。
時を同じくして、それと同じ仕組みでネットを通じてPDFにして配る・・・。
そんなビジネスモデルの試行をした新聞社もありました。
どちらも「組版」された新聞をネット上で見る・・というものでした。

新聞社はそれぞれがネット上のホームページを持ち
そしてそこで「記事」を含めたコンテンツの展開をしています。
残念ながらそこに、未来の新聞のビジネスモデルは
明確には見えてきません。
新聞社はもとより、取り巻くシステムメーカーや
そして「コンサルタント」も模索しているのが現状でしょう。

そんな中、少しですが新聞社の「ゆくさき」の仕組みに関わった者として
ずっと、「次の新聞」について考えています。
10年先と30年先では随分と違うでしょう。
でも、30年先を見据えた10年先である必要性が
このタイミングにはあります。
そんな「提案」を創り、そしてそれが具体的に「わかる」方法で
アプローチしていきたい。
長く新聞のシステムに関わった身として
それができれば本望・・・とも思います。

最近、読んでいる本があります。
もう3回目になります。
題名は「新聞社 その破綻したビジネスモデル」(河内孝著 新潮新書)
そのインデックスだけ紹介すると・・・・。
1.新聞の危機、その諸相
2.部数至上主義の虚妄
3.新聞と放送、メディアの独占
4.新聞の再生はあるのか
5.IT社会と新聞の未来図

文字になると、ある程度わかっていることも衝撃的です。
だからこそ、そこに一石を投じたい・・・そう思わせるものがあります。
今、少しずつ蒔いている種に、水をやり、そしていつか
花を咲かせたいものです。
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by pridm | 2007-07-17 11:46 | おはようブログ  

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